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ブラックライトと紫外線  ブラックなのに青?

ブラックライトと紫外線  ブラックなのに青?

 「ブラックライト」という言葉を初めて聞いたとき、私がすぐに思い浮かべたのは、ドラえもんの道具、「消光電球」でした。スイッチを入れると周りが暗くなり、昼間でも夜の気分が出せるというライトです。

 実際のブラックライトは真っ黒な光を出すわけでなく、やや青みがかった光が見えます。可視領域の400nmよりも波長の短い光(紫外線)を中心として発しているため、そのように見えます。普通のライトとしては、使えませんが、蛍光反応を見るためには非常に優れたライトです。鉱物の判定、紙幣にある蛍光インクの検査、トイレ周りの尿の飛沫の確認、レジン液の硬化など、様々なところで使用されています。紫外線は、高いエネルギーをもっているため、直視したり、直接肌に当てたりことは危険なため取り扱いには注意が必要です。         koku

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