ドングリゴマを作ろう

　ドングリの多くは一方が細くなっていて，そこから根と芽を出します。この形を利用した昔ながらのおもちゃがドングリゴマです。

　ドングリに爪楊枝を刺す前に，錐や千枚通し・100均のハンドドリルなどで，浅く穴をあけておくとよいでしょう。ウバメガシは，子どもでも比較的穴をあけやすいドングリです。マテバシイは，虫食いもなく良いコマになります。しかし，特に堅くて穴をあけにくいので，ハンドドリルや専用の穴あけ機を使います。錐で穴をあけるときは，十分注意する必要があります。子ども任せにしないようにしてください。アベマキなど大型のドングリでもコマを作ることができます。

　均整の取れたドングリを選んで中心に垂直に爪楊枝を刺せば，よく回るコマになります。爪楊枝は，安定して回転するよう短く折ります。実際には均整のとれたドングリは案外少なく，なかなか重心がつかみきれないのでフラフラする場合が多いです。それだけに，うまく回ったときには感動も大きく，宝物になることでしょう。

　よく回るコマに，白のペイントマーカーなどで絵を描いたりすると楽しみも倍加します。

　この遊びを通して，いろいろな種類のドングリがあることに気づくことでしょう。また，重心の考え方を遊びの中から理解することも期待できます。
　　　　　　　　　　
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