
撮影、執筆は山田教授 |
地球上の生物は、その進化の過程において、長い時間をかけて自身のかたちや機能を変え、自然の変化に適応してきています。ところが、人間は近代になって自身を変えずに文明の力で環境を変えて生きています。このため自然そのものも変容していますが、人為による変容も自然だという考え方もあります。
しかし、今まで人間は衣食住の生活の総てを、直接的に自然の恩恵から得てきたことは確かです。また間接的にも、自然に学び教えられてきていることも確かです。古くは、船や飛行機などは魚や鳥の形から学んでいますし、最近でも、新型の新幹線の先端の形は、陸上から水中の魚を捕らえるカワセミの嘴を真似たものです。水中の抵抗を少なくするための水着は、鮫の肌に学んだとも言われています。
老子の「人は地に法(のっと)り、地は天に法り、天は道に法り、道は自然(じねん)に法る」 自ずから然りの自然について、その原点で考えてみたいと思っています。 |