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洋服を着たイヌ  イヌに浴衣?

洋服を着たイヌ  イヌに浴衣?

 最近は洋服を着たイヌをよく見かけます。雨の日にはレインコート、寒い日には毛皮のフードのついたジャケット。水着などのスポーツウェアや浴衣まであります。イヌが自ら洋服を着るはずはありませんから、正確には着せられているということです。イヌに洋服を着せるという発想は、飼い主の側の理由(イヌを擬人化して飾り立てることで愛情を示す)と思うかもしれませんが、そうとばかりは言えないのです。  イヌを室内で飼育することが増え、人間同様にエアコンの温度調節下に置かれたイヌは、暑さにも寒さにも対応しにくくなり、実際体調を崩しやすいのです。 また、炎天下のアスファルトなどを不用意に散歩すると肉球(足の裏)をヤケドすることもあり、靴下のラインナップも色とりどり。雪道を歩く防寒用のブーツまで用意されています。浴衣や水着はともかく、防寒着としての洋服は常識になりつつあります。あまりに整えられた環境がイヌたちから耐性を奪ったことは確かなようです。                        Ane 

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