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二度と浮かんでこない浮沈子を作ろう

  • 二度と浮かんでこない浮沈子を作ろう

材料

浮沈子,ペットボトル

内容

・浮沈子の仕組みを調べる。
・浮沈子がを,沈むか沈まないかぐらいに調節する。
・水面で浮かんでいた浮沈子が,底まで沈めると浮かんでこなくなる。

詳細

 水を入れたコップなどで,浮沈子の水と空気の量を加減して,かろうじて浮いている状態(浮力が小さい)に調節しておきます。これがポイントです。
 ペットボトルに浮沈子を入れてふたをします。ふたを強く閉めると,圧力が加わって沈み始めるかもしれません。沈まない程度に,閉め加減を調節します。
 ペットボトルに力を加えていくと,浮沈子が沈んでいきます。ところが,ある程度沈むと力を加えなくても自ら沈んでいき,底まで沈んでしまいます。力をゆるめると浮かんでくるはずの浮沈子が,底に沈んだきり二度と戻ってこなくなってしまいます。

 これは,水圧が下の方にいくにつれて高くなるためです。浮力の小さな浮沈子は,ある程度沈むと水圧によって浮力を失い,浮き上がることができなくなってしまうのです。このような浮沈子を作ることによって,浮沈子の仕組みを確かめることができるでしょう。

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基本情報

分野 分野2 育てたいもの 管理番号 季節 場所 難易度 危険度
物理 遊び心,工夫 150 春夏秋冬
春夏秋冬
室内;
室内
普通
少ない
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