PP荷造りテープ(ポリプロピレン製),丸風船,メガホン,スチレンボード,フェルト(ウール),万能ハンド
・簡単に作ることができる静電気クラゲを浮かせる。
・重なっているPPテープを2枚にはがして本体を作る。
・軽くなると、足の数が少なくても空中浮遊させることができる。
No.21「静電気クラゲ」ですが,より簡単な作り方が開発されました。これまでは、足をタワシでこすり,できるだけ細くすることがポイントでした。しかし,本体を軽くすると,手で足を4本に裂いただけで空中浮遊させることができます。
PPテープを50㎝ぐらいに切ります。端をほぐし,2枚に分けて裂くことで本体を軽くします。一方の端を丸結びにします。反対側を4等分して結び目まで裂きます。これで,4本足のお手軽・静電気クラゲのできあがりです。
PPテープ(ポリプロピレン製)をフェルト(ウール60%)でこすると,マイナスに帯電します。安価なアクリル製のフェルトでは成功しません。机にピッタリ張り付けば,十分に帯電しています。結び目を持ち上げると,マイナス帯電している足同士が反発し合って大きく広がります。ゴム風船も,ウールでこするとマイナス帯電します。静電気クラゲを投げ上げると同時に,下から風船を近づけます。すると,マイナス同士で反発し合ってふわりと浮かびます。メガホン(ポリエチレン製)でも浮かせることができます。風船やメガホンを動かして,静電気クラゲを自由自在に動かしてみましょう。
PPテープを1mぐらいに切ります。4本足を広げると2mほどになる巨大静電気クラゲができます。浮かべ方は同じです。しかし,足が大きく広がるので,浮かせるためには広い面積で反発させる必要があります。そこで、45×84㎝のスチレンボードを使います。それをウールのフェルトでこするとマイナス帯電するので,空中浮遊させることができます。ただ,手で投げ上げると,腕に絡みついてきます。そこで,100円ショップの万能ハンドで結目をはさみ,さっと上に投げ上げます。すかさずスチレンボードの静電気で下から支えます。
湿度が40%以下であれば成功するでしょう。静電気クラゲを天井や壁に近ずけすぎると,静電気のはたらきでくっついてしまいます。それを利用した「襲いかかる静電気エイリアン」遊びも楽しいものです。 関連実験(あわせて、こちらもどうぞ) 静電気クラゲ 静電気で天使?の輪を浮かべよう
物理 | 電気 | 探究 | 769 | 秋冬
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