スダジイの実 電子レンジ 紙封筒 フライパン ガスコンロ アルミホイル(石焼き芋用の黒タイプも) オーブントースター
・スダジイの実を味わう。
・電子レンジやオーブントースターで加熱調理して,味を食べ比べる。
・スダジイは,アク抜きなしで食することができる。
ドングリには20種類ほどあるようですが,スダジイ,マテバシイ,シリブカガシ以外は,食する場合にアク抜きをする必要があります。生でも食べても美味しいNo.1は,スダジイです。 最も簡単なスダジイの食べ方は,電子レンジでチンです。水洗いしたらキッチンペーパーで水気を切ります。20〜30個を封筒に入れて,口を軽く折り返します。これを電子レンジに入れ,普通にチンするだけ。しばらくすると,ポンポンと弾ける音がします。加熱しすぎると固くなり味も落ちます。ホクホクのスダジイが出来上がったら,熱いうちにいただきましょう。割れ目が入っていなかったら,奥歯で軽く噛んで皮を割り,実を取り出して食べます。最初は味がしないかもしれませんが,噛んでいるうちに,ほのかな甘みを探し当てられるでしょう。いかにも「秋の自然の恵み」という風情を感じます。 フライパンで軽く乾煎りをするのも,お手軽です。煎っているうちにポンポンと弾けて皮が割れます。全ての皮を割るまで待つと,焦げてしまいます。数個が弾けたら,加熱ストップ。割れ目が付いていると,皮をむきやすいでしょう。少し冷ましてからいただきましょう。 10個ぐらいをアルミホイルに包んで,オーブントースターで蒸し焼きにしてみましょう。できるだけ隙間がないように実を包みます。対照実験として,石焼き芋用の黒いアルミホイルでも試してみましょう。黒いので熱伝導率が高くなり,短時間で美味しい焼き芋が焼きあがるという優れものです。加熱時間を半分ぐらいにします。弾ける音がしたら加熱ストップです。味比べをしてみましょう。 出来上がりを食べ比べてみます。電子レンジよりもフライパンの方が,香ばしさがあることもあって,より美味しく感じました。普通のアルミホイルと黒アルミホイルでは,黒の方が加熱時間が短いのですが,より柔らかくて甘みも増しています。 スダジイ&黒アルミホイル,最強説の誕生です。 加熱前に皮を剥く場合,硬いのでペンチを使います。膨らんだ方をペンチで軽く潰したら,90度回転させてまたバキッ。先の方も同様にして,入った割れ目に親指の爪を入れ,皮を剥がしていきます。薄皮も丁寧に取り除きます。 皮を剥いた場合,加熱時間はさらに短くします。固くなると味が落ちるので,弾ける音がしたら加熱ストップして,熱いうちに食することが肝心です。 学校では,給食や調理実習以外で物を食べさせることが,はばかられる時代になってしまいました。ドングリ虫は論外ですし,スダジイにしても,食した後で,必ずと言っていいほど誰かがお腹が痛くなったと訴えます。そうなると,もうお手上げです。このように学校では難しいでしょうが,季節の自然の味わいを,自然体験イベントなどで何とか子ども達に伝えていきたいものです。
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原体験 | 五感 | 感受性 | 886 | 秋
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