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簡単水ロケットを空高く打ち上げよう!& チャレンジ体験

  • 簡単水ロケットを空高く打ち上げよう!& チャレンジ体験

材料

炭酸系1.5Lペットボトル,六角ペットボトル,重しの石,ホース,ビニルテープ,空気ポンプ,7号ゴム栓,空気針,バケツ,

内容

・空気と水の性質の違いを調べる。
・水を入れたペットボトルに,空気を充填していく。
・ペットボトルがロケットのように,空高く打ち上がる。

詳細

小学4年生の『とじこめた空気と水』の単元で,空気は押し縮めることができるが,水はできないことを学びます。その発展として,『簡単水ロケット』体験で盛り上がりましょう。 六角ペットボトルを加工して発射台を作ります。転倒防止用に大きめの石を入れます。側面をカットして折り込み,ロケットの下部を支えにします。 炭酸系ペットボトルの上部をカットします。テープを巻いたホースを取り付けて,じょうごにします。下部もカットして,コップにします。じょうごを持ち上げると,ストンと水が入ります。 7号のゴム栓に柄付き針で下穴を開け,空気針を押し込みます。空気ポンプにセットして,発射台の穴から引き出します。 ゴム栓とペットボトルを握り,できるだけきつくきつくねじ込みます。 発射台にまっすぐセットして,発射準備完了! 空気ポンプでガンガン空気を充填していくと〜,突然ズボーン! ペットボトルが,校舎よりも高く打ち上がります。 子どもたちと楽しむとき,まずは空気満タンロケットから。水が入っていないと,そんなに高く飛びません。押し出されるのが軽い空気なので,反作用が小さいからです。 次に,水満タンロケット。あれ!? ゴム栓が抜けて水がドボドボ。子どもたちは困惑します。そういえば,水は押し縮めることができないんだった〜 その体験の後で,水量を加減しながら何度も打ち上げて,ベストな水量を探ります。 水ロケットの原理:空気をポンプで充填していくと,中で空気がどんどん圧縮されます。その圧にゴム栓の摩擦力が耐えきれなくなると栓が外れ,水が下向きに勢いよく噴き出されます。その反作用で,ペットボトルがロケットのように空高く打ち上げられるのです。 空高く打ち上げるポイントは,水を500mL(コップ1杯:ボトル容量の1/3)ぐらい入れること,ゴム栓をできるだけきつ〜くねじ込むことの2点です。 一人が発射するときには,次の人が水を充填してスタンバイしていると,効率が良くなります。 注意1:ロケットが顔に当たるかもしれないので,近づきすぎないように! 注意2:パイプを引っ張ると,ロケットが斜めになってしまいます! 注意3:水ロケットをキャッチしようと,上だけ見て走りまわるとぶつかります! 注意4:落ちてきた他のチームのペットボトルにぶつからないように! 水ロケットチャレンジその①:ゴム栓を手で握る『人間発射台』です。空気がドンドン充填されていくと,ドキドキがアップアップ! 下の手がボトルの口に触れないように注意すれば,子どもでも大丈夫です。 水ロケットチャレンジその②:片手で押さえ付けて,発射を阻止できるか!? 衝撃は思いの外軽いので,大した推進力ではないようです。ただ,真上からしっかり押さえ付けることが肝心です。 水ロケットチャレンジその③:両手でつかんで,発射を押さえ込めるか!? アニメなら,体が浮かび上がるのでしょうが。やってみると,こっちの方が怖い! ドキドキものですが,しっかり保持していないと,あらぬ方向に飛んで事故る恐れが無きにしもあらずです。 科学実験・原体験データベースNo.523の『リバイバブル水ロケット』です。ノーズコーンの中のゴムボールが,真っ逆さまに落ちてきて地面に激突した時の衝撃をやわらげ,何度も復活できるように工夫しました。尾翼を取り付けると,真っ直ぐに打ち上がって真っ逆さまに落ちてきます。ドス〜〜ン!

基本情報

分野 分野2 育てたいもの 管理番号 季節 場所 難易度 危険度
物理 作用・反作用 探究心 986
夏
広場;
広場
普通
少し危険
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