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【ブロワー実験室】スケートのスピンと逆!? 腕を広げるほど,風の力で椅子が速く回転!

  • 【ブロワー実験室】スケートのスピンと逆!? 腕を広げるほど,風の力で椅子が速く回転!

材料

超強力ブロワー(コードレス),回転椅子,ヘルメット,手袋,水入りペットボトル,スズランテープ

内容

・強力ブロワー(コードレス)で『角運動量保存の法則』などの実験をする。
・ブロワーを持って回転椅子に座り,風の吹き出し角度や腕の長さを変える。
・腕を伸ばすとトルクが大きくなることや,回転している時の角運動量が保存されることなどがわかる。

詳細

No.991「風を吹き出したら反対側に進む? ロケット推進の基本原理!」のエルボ回転装置の動きを,人間サイズで実験してみます。 ミッション①:強力ブロワーを持って,回転椅子に座ります。 まずは,風を外向きに吹き出します。この状態では,腕を伸ばしても回転しません。 風の吹き出し角度を45°ぐらいにすると,ゆっくり回転し始めます。 角度を90°にします。すると,回転スピードがどんどん速くなっていきます。 「速い,速い!」「目が回りそう!」 見た目には,ゆっくりと回転しているように見えます。でも実験者は,体感的にとても速く回っていると感じるのです。 個人差がありますが,私のように目が回って転倒する畏れがあるので,ヘルメットを装着して実験した方が無難です。 ミッション②:吹き出し角度は90°固定で,腕の長さを変えることによる回転スピードの変化を実験します。 腕を縮めたままでは,とろとろ回転です。 腕を半分伸ばすと,スピードが速くなります。 腕を一杯に伸ばすと,スピードア〜ップ! またまた高速回転です〜! 解説①:回転椅子に座った実験者が回転するのは,強力ブロワーから吹き出す風の『作用・反作用の法則』によるものです。 ですから,風の吹き出し角度が回転円の接線方向であり,風の強さが強いほど速く回転します。 また,腕を伸ばすほど『トルク=力 × 距離』が大きくなるので,回転スピードがどんどんアップしていくのです。 つまり「中心から離れるほど速く回る!」ということです」 この実験動画を見ていると,フィギュアスケーターのスクラッチスピンを思い浮かべませんか? スケーターが広げていた腕を縮めると,回転が一気に速くなるのはなぜなのでしょうか? この現象を,実験で確かめてみます。 ミッション③:左右の手にブロワーと水入りペットボトルを持ち,腕を伸ばして回転させておきます。 さっと腕を縮めます。すると,明らかに回転が速くなります。 解説②:回転している物体に働く力は保存されます。これを『角運動量保存の法則』といいます。 角運動量L=r (距離)×p(運動量) また,r(距離)×<m(重さ)×v(速さ)>で表わされます。 距離と速さの関係がどうなっているか,実験映像を見ながら考えてみましょう。 腕を伸ばしているときは回転半径が大きいので,角速度は比較的ゆっくりです。 さっと腕を縮めると回転半径が小さくなるため,角速度が速くなったというわけです。 上から撮った動画を見ても,腕を縮めると〜,明らかに回転が速くなっていますね。

基本情報

分野 分野2 育てたいもの 管理番号 季節 場所 難易度 危険度
物理 運動 エネルギー 探究心 992 春夏秋冬
春夏秋冬
室内;
室内
普通
少し危険
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